休むの重要性
忙しい時期に入りました。
年末に近づくにつれ、
時間に追われることが多くなるのではないでしょうか?
限られた時間の中で、
友達や家族とのイベント行事や仕事の付き合いの飲み会、
年末決算の企業さんであればバタバタすると思います。
わたしは、時間調節がへたくそで、
いつも無理なスケジュールになり、いっぱいいっぱいになります。
今年は、いろいろな事が重なり本当に時間に追われていました。
その時は必ず行き詰り、
疲れてしまいます。
そんな時、家族とのテレビ電話で妹から言われた一言ではっとさせられました。
『土日なのに、何で休めないの?』
わたしは、アメリカに来てからは祝日も土日も関係ない感じで生活していました。
ずっと何かをしていて、
ずっと何かに追われているのです。
最初に頭によぎったのが、
いやいや、やる事終わってないのに休めないでしょ。
周りから期待されていることを投げて自分だけが休みなんて取れない、などと考えました。
何かにとらわれていると、
自分の考えが固く、
柔軟に考えられなくなることがあります。
それは、脳が一定の事しか考えれられていない時、
たぶん、頭をずっとフルに活用しているので凝り固まっている状態です。
休んでしまっては、それは申し訳ないだろう、
相手を裏切る行為だからしてはいけないなどと考えてしまっているのです。
しかし、実はその環境を作り出しているのは自分でもあり、
それは自身の過剰な考えからくる囚われだと彼女の一言で、気が付きました。
////休むの重要性////
休むという字の意味は、
木のように停止して力を蓄える事。
停止することで、
身体にも脳に余裕を与えることが、本当の休むです。
会社のオフの日だったり、学校が休みの日であったりした時、
急な誘いの集まりやあまり気乗りしないことに時間を使ったり、
管理職の方であれば休みにも関わらず仕事の電話が来るたびに、
その対応に追われてしまったり、
仕事の予定や課題の事を考えたり、
次の日の事や将来への不安をあれこれ考えて結局休みが終わってしまう。
自分の体や脳の休息の為に時間を使えてない方が多いのではないでしょうか。
それは、休んではいないです。
周りに時間を使っていては、
結局のところその休日は、本当の休むということにたどり着いてはいない。
そう感じ、思い切って携帯の電源を切りました。
そうしたら、いろんなことからの情報に左右されることなく、
心身共に休める事が出来ました。
人は、相手の事を考えてしまう癖があります。
いい事でもあるのでしょうが、
あなたやわたしの時間が常に何かに脅かされていることに気づいて、
まずは自分も大事にすること。
あなたもわたしも自分の健康を守ることが、
誰かを裏切る行為であったとしても必要な事。
頑張れという言葉は、
励ます時もありますが使い方を間違えれば人を殺すこともあるのだと。
休むと決めた時スマートフォンの電源を切らなくても、
気にせず自分の事に集中出来ていればいいのですが、
連絡やメールが来るとどうしても気になってしますので、
電源を切ることは、わたしにとっては最高の脳の休息になります。
そういったって仕事や勉強など終わってないこと山積みで、
もしそういう時間が取れないと考える理由は、
人に嫌われたり、
仕事を失うのに恐怖したりして、
本当にしたいことに我慢し、自分が今求めていることから遠ざかってしまいます。
しかし、
勉強、仕事、家族、友達、お金、よりも自分の今の気持ちや健康が一番。
それは、人の信頼を勝ち取る事よりも、
テストで赤点をとらないことや、お金や仕事を失うことよりも何よりも大事です。
私自身との付き合いは一生です。
そう、こころに決めて、
思い切って携帯の電源を切るか、自宅に置いて出かけてみると、
きっとこれが休むということなんだな、
と、改めてその違いに気が付く事でしょう。
疲れたなと感じたら、思い切って自分を癒す時間を持つほうがいいに決まってますから。
そうやって、こころを豊かに保って人生を送れたらいいなと。
ここ木の下で、ダラダラ何もせず、人がどうなろうがお構いなしです。
休むときは中途半端に休まず、思いっきりいきましょう。
禅人