海外で住む時に必要なこと

海外に長く住んでいて、ふと思うことがあります。

公園で、子供たちが遊んでいます。

何人かで椅子で円を描き、会話を楽しんでいる女性のグループもいます。

テニスコートでは、夫婦でラリーをしています。

ただいつもの日常でありふれた景色ですが、

たまに妙な気分になり、わたしは自分が海外にいることを思い出します。

ホームシックとは、違うのですが、

わたしは日本で生まれた日本人です。

アメリカでは、外国人になります。

人と接する時は、年齢、出身地や役職持ちであるなどの情報をあまり気にしません。それよりもどういう人であるのかを重要視する性格であるので、相手に対しての身分などを気にせず、どの国の人とも気軽に話はしますが、

たまにふと思うのです。

わたしは外国人であり、自分の居場所はどこなのだろう、と。

アメリカに来たばかりの頃は、人生をまた初めからスタートした感じでしたので、

こんなことは考える時間もなく、ただひたすらに現地に馴染もうとしていました。

一番最初に渡米して苦労をかけて手に入れたものは、携帯電話でした。

電車がない地域で、バスも乗り方が分からず誰も歩かないであろう大通りを2、3時間ひたすらあるき、携帯ショップに行きました(アメリカはBoulevard,Avenue,Streetなど道の大きさが分かれています。) 今もまだそのエピソードは忘れもしません。

アメリカに限らずどの国でも、外国人というだけでいろいろな制限があります。

海外から来たからと言うだけで、

同じ人間の扱いをされないことがあるからです。

英語の話し方や、身なりを変えたりしてここに馴染もうとするのですが、なかなか簡単にはいきません。

むしろ、

時間が経つにつれてまだこんなにも馴染めていないのかと思い、ヘこむのです。

こちらで出会ったアメリカ人の方々が、旅行ではなく仕事や留学で日本に長期滞在時にいろいろと苦労したと話してくれました。そういった気持ちは、ものすごくよくわかります。

確かに不自由な事柄を経験したことにより、脳に不信感や挫折感などの記憶として植え付けられます。

わたしは、ここでは不憫な存在ではあるのではないのかと思ってしまいます。

より自分と言う存在を悲観的、もしくは蔑んで自分をジャッジしていることに気が付きます。

実際に一番外国人であることを気にしているのは、自分なんだな、と。

 

////海外に住む時に必要なこと////

海外生活で大切に持っておかないといけないものは、

わたしという存在は、わたしでしかないということ。

違う国の生まれでここに自分の居場所がない、

言語でなかなか馴染めていない状況や一人孤立していたりする状況であれ、

自身はエイリアンなので、馴染めないしダメな奴だなんて決めつけてはいけないのです。

 

どの社会に属していても、

同じような事が言えると思います。

例えば同じ国内でも、学校や会社などの組織の中で馴染めていないと思うことがあると思います。

海外であるとそれを強く感じるかもしれません。

しかし、別に馴染めなくてもいいと思います。

と言うのは、馴染めてないと考えなくていいということです。

海外生活に馴染めていないと思うこと自体が、より馴染めさせてくれないのです。

気にしないことで、わたしと言う存在はここでは何者でもなく、逆に何者になることも出来るのです。

みんな同じ人間であることを忘れないこと。

そして同じ時間の中で生きています。

わたしはその事を脳に言い聞かせます。

これで、頭の中はバッチリです。

デートの時や社交の場なんかで上手く話せない原因は、大抵自分です。

なので脳内モードを地球人に変えます。

もし火星に行けるようになったであれば、生命体でも構いません。

その状態でデートに行けば、

おのずと外国人のわたしではなく、

わたしがわたし自身でいることができ、

相手と共に良い時間をつくれるのでしょう。

 

禅人

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